事業概要
和歌山県和歌山市に本社を置く独立系の地上波テレビ放送局。県内のニュース・情報を伝える番組などを制作。
地域密着型の放送を強みとし、和歌山の魅力を発信するコンテンツ作りに力を入れている。
ウェブサイト:https://www.tv-wakayama.co.jp/
- 和歌山県内のテレビ視聴傾向を定点観測することが難しかった
- データに基づいた編成・制作が実施できていなかった
- 毎分単位の視聴データを活用し、番組コーナーごとの視聴傾向を分析
- 市区町村別のデータを基に、エリア特性を考慮した営業を実施
- 番組ごとの視聴傾向を週次で社内報告
- 編成・制作部門でもデータをもとに番組改善できるようになり、視聴者ニーズに応じた番組作りを実現
- 番組ごとの広告価値を再認識し、広告営業に活用
― レグザ視聴データ導入のきっかけを教えてください。
レグザさんでは和歌山県だけでも2万台以上の調査サンプルが確保できることに加え、1秒単位の細かい粒度の視聴データが日次更新される点が大きかったです。
さらに、性別・年代ごとの視聴状況を分析できたり、視聴者がどのタイミングで増減しているのか可視化できるので、番組の改善にも繋げやすいと感じています。
また、導入前は視聴データがどういうものかわかってない状態でしたが、ひとつひとつ丁寧に説明しながら手解きいただき、これなら我々も使っていけると感じたことも導入理由のひとつです。
― 従来の調査データからレグザ視聴データに切り替える際、営業部門などから反発の声はありましたか?
はい。かなり大きな反発がありました。
レグザデータについて、担当者がクライアントにうまく説明できなかったり、広告主様から「なぜ指標が変わったのか?」という質問もあり、理解が得られるように根気強く説明させていただきました。
結果として、広告主様からの理解も得られ、現在は広告取引の指標としてレグザデータを活用しております。
― レグザ視聴データを導入して、特に実感された効果はありますか?
以前は年間を通して視聴データが取れていたわけではないので、過去の実績をもとに視聴傾向を予測するしかなかったのですが、最新データを取得できるようになり、正確な分析ができるようになりました。
例えば高校野球の視聴データは20年以上前のものを参考にしており、最近は視聴が少し下がっていると予測していました。しかし実際にデータを見てみたところ、現在も多くの方々に視聴されているコンテンツだと分かりました。
高校野球は年間を通じて最も多くの方に見てもらえている番組のひとつと認識していましたが、そのことがデータを通して確実なものとなり、営業部門・制作部門ともに大きな自信に繋がったと思います。
高校野球では和歌山県の地元企業に業種を問わずCM出稿いただいていて、学校を応援するような形で出稿されるケースもあります。
例えば「この高校を応援したい」といった気持ちで広告を出される方もいるので、通常の15秒CMだけでなく、静止画等のさまざまな形で広告が展開されています。
また、試合間に地元企業を紹介する番組を開発するなど、CM出稿の後押しや番組開発にも、レグザデータを活用しております。
― レグザ視聴データを活用して今後、取り組む予定の施策などがあれば教えてください。
ここ数年レグザデータで分析した結果に基づいて、25年4月から自社制作の番組2つの大幅リニューアルを計画しております。
番組コンセプトや放送時間を変更するので、どのように視聴数に影響が出るのか、期待しているところです。
もちろん、改編後も引き続き、レグザデータを使って細かく分析し、制作部門に共有する計画です。
― レグザ視聴データに期待することがあれば教えてください。
ダッシュボードについて、さらに機能が増えると嬉しいですね。
ダッシュボードからダウンロードしたデータを読み込むだけで、欲しいグラフが自動生成されるツールをレグザさんで提供予定と聞いていますので、そのような支援も期待しています。
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